ドライスーツについて
今現在、太平洋側も日本海側も水温は24~27℃
陸上も暖かいのでまだまだウエットスーツでのダイビングも快適に潜れていますよ
これから少しずつ気温が下がってくると、海水温よりも気温が低くなり、陸にいる間に身体が冷えやすくなってきます。
鷲尾は寒さに弱いのでそうなってくるとドライスーツに衣替え
暑がりの方はまだまだウエットスーツの方が快適でしょう
そんなドライスーツに関して、再確認のためのお知らせです。
ドライスーツを着るための2023年6月よりルールの変更がありました。(マニアックな内容がお好きな方は1番下にあります)
ドライスーツを着て4ダイブ以上のログの記録のある方や、ドライスーツSPをお持ちの方は以下の情報は必要ありません(笑)
上記以外でまだ、変更を知らない方やよく分からない方に読んでいただけると嬉しいです。
ドライスーツは興味ないなんて言わないでくださいね~
ファンダイブにご参加やコースを受講するにあたり、まずは事前に限定水域(プールかプールに近い環境の海)でドライスーツの練習が必要です。
その後は、深度やコンディションで条件は異なるため、事前にご相談いただければ詳しくお答えいたします。
手っ取り早いのは、ドライスーツSPを受けていただく事で、いつでもドライスーツを使用してのダイビングが可能ですよ~
ドライスーツを使用してのダイビングは、勉強してしっかり使い方を学んび、落ち着いた環境で練習すると、とっても快適にダイビングが出来るシーズンが長くなります☆
でも、ドライスーツの知識や経験が不足していると今まで楽しかったダイビングが楽しくなくなってしまったり、様々なトラブルの原因となってしまいます。
ということで、ドライスーツの経験のない方や経験の少ない方はファンダイビングや各コースの受講に関していくつかの条件がありますので、ツアーに参加される前に余裕をもってご相談ください。
今日は今からドライスーツでのオープンウォーターダイバーコースのプール講習へ行って来ます。
鷲尾も今シーズン初ドライ!
では、行って来まーす!!
ここからはプロ向けの内容になります。
プロの方は下記「PADIプロサイト内ニュース」のコピーを読むと詳しくご理解いただけるかと思います。
主な変更点(Training Bulletinより一部抜粋・要約)
- 以下を実施する際に、PADI Dry Suit Specialty Instructor(以下;PADI DRY SPI)である必要があり、PADI DRY SPI資格をお持ちでない方は、至急PADI DRY SPI資格を取得する必要がある
- 生徒ダイバーがドライスーツを一度も使ったことがない場合のオープン・ウォーター・ダイブ
- ドライスーツ・アドベンチャー・ダイブ
- PADIのプログラム開催時にドライスーツを使用するには、生徒ダイバーは次の3つのオプションのうち1つを満たす必要がある
- PADI Dry Suit Diverスペシャルティ・コースに参加している
- PADI Dry Suit Diver認定(または他のトレーニング団体による認定)を受けている
- ドライスーツで少なくとも4回のダイビングを行った経験があり、証明を提出する(トレーニングレコードやログブックにて要確認、写しのコピーを保管)
-
ドライスーツを使用して、PADI Open Water DiverコースやPADI Scuba Diverコースを実施する
<方法1> – PADI Dry Suit Diver Specialtyコースを同時に開催する場合:
PADI Instructor Manual 一般規準と手続き P.45、P.46 「Open Water DiverコースからSpecialty Diverコース」 を参照Open Water DiverコースからSpecialty Diverコース・同時に実施できるコースは1コースのみとし、そのスペシャルティのPADI Specialty Instructor資格を持っていなければならない・#7 Dry Suit Diver : 知識開発と限定水域達成条件はコース中いつでも実施でき、4回のコースダイブをすべてドライスーツで実施する。 ダイブ2、3、4でドライスーツ・ダイブ1のスキルを修了する。 コースダイブ以外に別途ダイブを実施して、ドライスーツ・ダイブ2のスキルを修了する。・Specialtyダイブ2は、PADI Open Water Diverの認定後に行われ、PADI Advanced Open Water Diverコースのクレジットになるダイブになる
この場合、危険の告知書に関しては、コースごとに下記を使用する。・PADI Open Water DiverコースやPADI Scuba Diver開催時:
<PADIコースの危険の告知書(PSD/OWD用)>・PADI Dry Suit Diver Specialty コース開催時:
<継続教育専用書式内、危険の告知書(10038J)><方法2> – PADI Dry Suit Diver Specialty コースを同時に開催しない場合:
PADI Dry Suit Diver Specialty コースを受講しない場合でも、インストラクターは受講生がPADI Open Water Diver / PADI Scuba Diverの受講中に、限定水域(CW)でドライスーツ・オリエンテーションを完了させる。
オープン・ウォーター・トレーニング・ダイブでは、インストラクターは最大1:6の人数比で生徒を直接監督する。
※この場合、Dry Suit Adventure Diveを修了する必要はない。(TB2Q P.2参照) - ドライスーツを使用して、PADI Advanced Open Water Diverコースを実施するNo.2の条件を満たさない場合は、PADI DRY SPIによるドライスーツ・オリエンテーションの後1本目(最初)のダイブで、Dry Suit Adventure Diveを修了する
- ドライスーツを使用して、PADI OWDとPADI AOW以外のPADI 継続コース/プログラムを実施するNo.2の条件を満たさない場合は、PADI DRY SPIによるドライスーツ・オリエンテーションとDry Suit Adventure Diveをコース/プログラム開始前に修了する
<No4とNo.5共通事項>
- ダイバーは、PADI DRY SPIまたは認定アシスタントの直接的監督を受けなければならない
- 認定アシスタントとダイバーの人数比を1:2で増加でき、最大8名までとする
- 最大潜水深度は30メートル/100フィート
- 18メートル/60フィートより深いダイブでは、PADI DRY SPIが最大1:4の人数比で直接的監督する必要がある
【よくある質問 / FAQ】
Q.Discover Scuba Diving(以下;DSD)参加者は、DSD参加時にドライスーツを使用することができますか?もし可能なら、この更新された規準はどのように適用されますか?
A. シナリオ1 – プール/限定水域(CW)、最初のオープン・ウォーター・ダイブを行う場合、PADI Dry Suit Specialty Instructorの資格を持つPADI Instructorによって実施されなければなりません。認定アシスタントが同行する場合は、Dry Suit認定を受けていなければなりません。参加者は、プール/水中スキルの際にドライスーツを着用しDSDスキルの練習を行う必要があります。最初のオープン・ウォーター・ダイブでは、参加者はドライスーツを着用し、PADI Instructorが1:1の人数比で引率します。
シナリオ2 – PADI Assistant InstructorまたはDSD Leaderによるプール/限定水域でのダイビングを行う場合、PADI Assistant Instructor / DSD LeaderはPADI Dry Suit Specialty Diverの認定を受けている必要があります。
シナリオ3 – PADI Divemaster / PADI Assistant Instructorが行う、さらに追加のオープンウォーターダイブを行う場合、PADI Divemaster / PADI Assistant InstructorはPADI Dry Suit Specialty Diverの認定を受けている必要があり、人数比は1:1です。
Q.ドライスーツ使用時の浮上速度を下げたのはなぜですか?
A.高所でのダイビングが特殊であるのと同様に、ドライスーツでのダイビングは2つ(ドライスーツとBCD)の膨張した空気量を調節することを要する特殊なダイビングです。そのため、ドライスーツでのダイビングも高所でのダイビングも、最大浮上速度を遅くしています。ただし、最大浮上速度は毎分18メートルか、ダイバーの所有するコンピューターが許容する最大浮上速度のいずれか遅い方を優先すると定められており、ほとんどのダイバーは毎分9メートル/30フィートの浮上速度のコンピューターを使用しているので、実情は最大浮上速度に変更がないことに注意してください。
Q.ドライスーツの人数比やその他の要件は、ガイド付きダイビング(PADIコースやPADIプログラムが伴わない場合)にも適用されますか?
A.ガイド付きダイビングがPADI PADI Discover Local Divingの場合、他のPADIプログラムと同じように更新された規準が適用されます。PADI Discover Local Divingではなく、通常のガイド付きダイビング(所謂、ファンダイビング)の場合は、そのダイビングのためのダイバー受入に関するダイビング会社(ショップやリゾート)の通常の慣行によって、要件が決定されます。とはいえ、ダイブプロフェッショナルは、ダイブコミュニティの標準的なルールに従って、リーダーとして保守的な判断を下すことが常に推奨されています。
※この場合においても、「安全潜水実施了解声明書」、「ダイバーメディカル」の使用を強く推奨しています。